お知らせ
噛めない人は、認知症発生リスクが高い!
日本人の平均寿命は、男性で約81才、女性で約87才となり、長寿国となっています。
しかし、長寿であったとしても、人生の最期まで元気でいられるとは限りません。
国の試算では、男性は約9年、女性は約12年間は、健康が理由で日常生活に制限があるとされています。2025年には、65才以上の約700万人(5人に1人)が認知症になると言われています。
ある報告によりますと、歯がほとんどなく、入れ歯も使っていない人の認知症発症リスクは、歯が20本以上ある人にくらべて、高いことが明らかになりました。なお、歯がほとんどなくても、入れ歯を使っている人の認知症発症リスクは、自分の歯が20本以上ある人に比べて、ほとんど差がなかったそうです。断定はできませんが、仮に歯がほとんどなくても、入れ歯を使う事で、認知症発症リスクを低くすることができるかもしれません。
いまある歯をいかにして残すために、定期検診や日常生活に注意する事や、仮に歯を失った場合に義歯などの治療を行う事は、認知症の発症リスクを低くできると思われます。
ぜひみなさまも、これからはかかりつけの歯科医院で、予防できる事はできるだけ行っておくことをお勧めします。